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シボ革とは?加工方法や手入れ方法、シボ革製品のメリットなどを解説

シボ革とは?加工方法や手入れ方法、シボ革製品のメリットなどを解説

革製品によく見られる表面のデコボコとしたしわは「シボ」といい、このシボ加工が施された革はシボ革と呼ばれます。

シボ革は革製品ならではの表情を感じられる独特な模様や質感が特徴的ですが、どのような加工方法によって生まれるのでしょうか。

この記事では、シボの加工方法やシボ革製品の魅力、お手入れ方法などを詳しくお伝えします。

シボとは、革の表面に見られるしわ模様のこと

シボとは、革の表面に見られるしわ模様のこと

シボは漢字で「皺」と書くことからもわかるように、革の表面に見られるしわ模様を指します。

ちりめん状に細かく寄った不規則な模様が特徴的で、革の表面にあることで立体的なふくらみも感じられます。

また、ダチョウ(オーストリッチ)の革に見られるぽつぽつとした模様もシボと呼ばれることがあります。

シボは革以外の素材ではあまり見られる模様ではないため、革ならではの表情を楽しめる要素としても人気があります。

シボの加工方法

シボの加工方法

シボは加工によってつけられ、その加工方法には「空打ち」と「シュリンク加工」の2つがあります。

それぞれの加工方法の特徴について、解説します。

空打ち

空打ちは、大きなドラム樽の中で革をひたすら回転させて、じっくりとほぐしながら自然な形でシボを生み出していく加工方法です。

ドラム樽の中で革が何度も叩きつけられることで、しわ模様が生まれます。

衣類を洗濯機で洗うと自然にしわがつくのをイメージすると、わかりやすいかもしれません。

空打ち後の革は全体がしっかりとほぐされていて、適度なやわらかさと自然な風合いのあるシボを兼ね備えています。

ただし、空打ちは作業時間の長さによって革の仕上がりが変化する加工方法です。

シュリンク加工

シュリンク加工は、薬品を使用して革にしわをつける加工方法です。

収縮剤と呼ばれる薬剤を用いて、革全体をキュッと縮ませて加工していきます。

シュリンク加工を施した革は空打ちしたものとは異なり、シボの大きさがほぼ均等となり、見た目に統一性が出る点が特徴です。

シボの目も小さく細かいため、大きなシボに抵抗のある方でもシボの風合いを楽しめる加工方法といえるでしょう。

なお、BONAVENTURA製品に使用されているのは、シュリンク加工によって生産されたシュリンクレザーです。

使い始めからもっちり、ふっくらとしたやわらかい質感が特徴的で、ずっとふれていたくなるような上質な手ざわりを、使い始めからお楽しみいただけます。

BONAVENTURAが採用するシュリンクレザーについては、下記のページをご覧ください。

シボ革製品の手入れのポイント

シボ革は、お手入れ用のクリームがシボの凹凸に入り込みやすいため、表面を磨く際はクロスよりもブラシが適しています。

特に、ワックス成分を含むクリームは白く残ることもあるため、念入りにブラッシングしてなじませましょう。

また、しわが深いシボ革製品はほこりも溜まりやすいため、こまめにブラッシングをしてほこりを溜め込まないこともポイントです。

お手入れに使用するブラシは、毛の密度が高く適度な弾力もあり、ほこりを取ったりクリームをなじませたりとさまざまなケアに使える馬毛ブラシがおすすめです。

革製品の手入れ方法について、詳しくは下記のページをご覧ください。

シボの大きさは繊維の密度と部位によって異なる

シボの大きさは繊維の密度と部位によって異なる

シボの目の大きさは、繊維の密度によっても変わってきます。

基本的に、繊維の密度が低く目が粗いとシボは大きくなり、逆に繊維の密度が高くキメが細かいとシボも細かく、粒揃いになります。

また、シボの大きさは使う革の身体の部位によっても異なるため、部位別のシボの特徴も見ていきましょう。

首や肩:大きくて深いシボ

首から肩までの部分の革はショルダーと呼ばれ、繊維が粗くなっています。

そのため、首や肩の革は、大きくしわの深いシボができやすいという特徴があります。

背中や腰:細かく粒のそろったシボ

背中から腰にかけての部分の革はバットと呼ばれ、繊維の密度が高くキメ細かいのが特徴です。

シボも小さくて細かい、粒のそろったものとなります。

腹や脚:大小さまざまで立体的なシボ

腹から脚までの部分の革はベリーと呼ばれ、すべての部位の中で最も繊維の密度が低く、キメが粗くなっています。

シボの大きさにもばらつきがあり、立体感もあります。統一性の低い、個性的なしわ模様ができやすい部位といえるでしょう。

シボ革製品のメリット

シボ革製品のメリット

シボ革製品には、ほかの素材にはないしわや凹凸の質感を楽しめる以外にも、さまざまなメリットがあります。

ここでは、シボ革製品の魅力を見ていきましょう。

耐久性が高い

耐久性が高い点は、シボ革製品のメリットのひとつです。

シボ革製品は、シボ加工が施されていない革製品と比べて耐久性が高いという特徴があります。

シボ革は、収縮加工によって革の表面を縮めることで細かなしわを作っています。

この加工方法により、しわのない革と比べて同じ面積でも密度が高くなり、耐久力も向上しているのです。

傷が目立ちにくい

シボ革製品には細かなしわ模様があるため、小さな傷がついたとしてもあまり目立たないというメリットがあります。

耐久性があり傷も目立ちにくいため、長く愛用できる革製品といえるでしょう。

使い込むほど味わいが出る

使う込むほどに味わいが出る点も、シボ革のメリットです。

新品のシボ革は、表面のしわによってデコボコとした手ざわりとなっています。

このしわは使い続けるうちになめらかになり、より手になじむ感触へと変化していきます。

長く使い込むほどに、見た目だけでなく質感にも経年変化が生まれるため、革を育てていく楽しみも感じられるでしょう。

同じものが2つとない

同じものが2つとない点も、シボ革製品のメリットです。

シボ革を作る際の加工方法は、同じ手順で行っても製品の一つひとつは微妙に異なる仕上がりとなります。

前述したとおり、1枚の革の中でも部位によってシボの大きさや深さの出方は変わります。

しわ模様の形や大きさのわずかな違いでも表情に変化が出るため、まったく同じ製品は存在しません。

革製品の持つ個性やシボ革ならではの表情を大切にしながら、自分だけのアイテムを持ちたい方にもおすすめといえるでしょう。

BONAVENTURAおすすめのシュリンクレザーの製品

長く使い続けられる革製品をお探しの方には、150年以上の歴史を持つ名門老舗タンナーの上質な本革を採用した、BONAVENTURAのシュリンクレザー製品がおすすめです。

ここでは、BONAVENTURAのシュリンクレザー製品の中でも特におすすめのアイテムを3つご紹介します。

Emma Bag Series(エマ バッグ シリーズ)

Emma Bag Series(エマ バッグ シリーズ)

BONAVENTURAのEmma Bag Seriesは、美しいクラシックバッグがモダンに生まれ変わったBONAVENTURAを象徴する製品のひとつです。

卓越したクラフトマンシップが生み出す美しいシルエットと最高級シュリンクレザーが気品あるエレガントな印象を演出します。

ロングジップ ウォレット シュリンクレザー

ロングジップ ウォレット シュリンクレザー

BONAVENTURAのロングジップ ウォレット シュリンクレザーは、広めのマチで大容量の収納スペースがあるラウンドジップタイプの長財布です。

カードスロットにはシュリンクレザーとスムースレザーがコンビネーションされており、上品で洗練されたデザインが特徴的です。

iPhoneケース

iPhoneケース

BONAVENTURAのiPhone ケースは、世界的に有名なドイツのタンナー Perlinger社で作られたプレミアムレザーを使用し、丁寧にデザインされています。

毎日使うものだからこそ、触れるたびにレザーの上質さを感じることができる製品です。

イニシャルや記念日の刻印・左右のデザインを入れ替えた左利き用など、自分だけのオリジナルケースが作れるカスタマイズサービスも利用可能です。

シボの出方や質感をチェックしてお気に入りのレザーアイテムを選びましょう

シボ革はその表情豊かな見た目を楽しめるだけでなく、手でふれたときの質感やなめらかさも魅力です。

バッグや革小物などの普段使いのアイテムも、シボ革製品ならシンプルなデザインでも風合いや経年変化を楽しめるでしょう。

レザーアイテムを選ぶ際は、シボの出方や質感に注目してみるのもおすすめです。

長く使い続けられるシボ革製品をお探しの方には、150年以上の歴史を持つ名門老舗タンナーの上質な本革を採用した、BONAVENTURAのアイテムがおすすめです。

洗練されたデザインとカラーバリエーションの豊かさが魅力のシュリンクレザーの革小物を取り揃えています。

BONAVENTURAの公式サイトから、お気に入りの一点を探してみてはいかがでしょうか。

レザーについて